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読んで良かった本、栄養になった本の記録です。

読書会(8月)

1〜2ヶ月に1回、図書館で開催されている読書会に参加しています。その読書会は毎月やっていて、今年の春先に初めて参加して以来、時々参加しています。

 

その読書会は、一人1冊自由に紹介するスタイルで、世代で言うと多分30代〜60代くらいの大人の人達が多く、たまに大学生とか20代っぽい人がいらっしゃいます。男女比は半々か、少し男性が多い時も。メンバーが固定化している傾向はあるものの、みなさん読書好きなので毎回その幅広いチョイスに感嘆させられます。固定メンバーの中に一人面白い方がいて、私はとりわけその方のチョイスにしばしば驚かされます。(全国各県の県歌を集めた分厚い本を紹介したかと思うと、翌月には極薄の、社会科見学で貰えるようなパンフレットを持って来たり)

 この読書会で紹介された本が、紹介した人の手書きPOPと共に図書館内に作られた専用コーナーに掲示され、見て興味を惹かれた来館者が借りていくことになります。自分が紹介した本が借りられているのを見ると(POPと「貸出中」の札がその場に残る)嬉しいような恥ずかしいような気持ちになります。前述の極薄パンフレットもちゃんとコーナーに飾られていました。

 

今日、私が初めて参加した時に「面白そうな本だな」「プレゼンも上手で、言葉の選び方や考え方が素敵な人だな」と思った方が来られていて、しかもその方と会の後に少しお話することができて、とても嬉しかった!私が今日の読書会で紹介した本を読んだことがあるそうで、私と同じような感想をお持ちで、共有できたことがとても嬉しかった。良い方だ。。。(読書会に来られる皆さん、本当に良い方ばかり)

 その本のことは今度改めて書くとして、その方が春先の読書会で紹介されていた本を私は速攻で借りに行き、読んで面白かったので、ここに。

 

クローディアの秘密 (岩波少年文庫 (050))

クローディアの秘密 (岩波少年文庫 (050))

 

姉と弟が家出をして、ニューヨークのメトロポリタン美術館に住んでしまうという、旅に出たい&ニューヨークに行きたい&メトロポリタン美術館に行きたい(住むのは無理でも泊まりたい)私にはツボ過ぎてもう…。幼い2人がどうやって美術館で暮らすのか、どうやって最後自宅まで帰るのか(家出は家に帰るまでがセットだ)がとても面白く描かれていて、面白い推理小説を読んだ時のような「そこかー!」感が素敵でした。 だいたい、家出をして美術館に住むという発想がもう素敵だ。

 

他の人がどんな本を読んでいるのかを知れるのは本当に楽しい。自分が読んでよかった本をプレゼンするのもとても勉強になる。普段知り合えない人たちと、短い時間でも語り合えることも。読書会は私にとって栄養を得る場であり、消化をする場でもあります。