This book

読んで良かった本、栄養になった本の記録です。

『聖なる予言』/ジェームズ・レッドフィールド

 

聖なる予言 (角川文庫―角川文庫ソフィア)

聖なる予言 (角川文庫―角川文庫ソフィア)

 

 インナーチャイルドについての本のことを書こうと思っていたけど、今から図書館に返しに行かないといけないのでこちらを。読むのと書くのが追いついてない(^p^)読んだ順序としてはインナーチャイルド関連→この本→愛着障害、またインナーチャイルド関連→トランスパーソナル心理学セドナメソッドなどなどで今に至る。多読併読癖のためうろ覚え。

 

なんでこの本に辿り着いたか。色々あって自然と自己探求の道に入って行き、気になる本を探しては図書館に予約し、借りては読みまた探し…のループ中(それは今も)に、自然と出会いました。この自己探求モードは今も続いていて、色々勉強になって、純粋に自分を知ることが面白くもあり(自分を知る=他者を知る、闇な部分とも向き合うので平坦な道ではないけど面白い)、新しいことやもの・人との出会いも読書も楽しく、今となっては発端になった「色々あって」の「色々」に感謝しています。すべては起こるべくして起こっているんだなあと素直に理解している。その「すべては起こるべくして起こっている」を、今までの人生振り返って少しでも実感したり思い当たる節がある人には、多分いっそう面白く読めるのではないかと思う本がこの『聖なる予言』です。タイトルで拒否反応出そうな人もいるかもしれないけど^^;

 

南米の奥地で発見された古代文書をめぐる冒険ストーリーで、小説です。その古代文書には人類の叡智が予言として書かれており、この本の世界では第一から第九までの予言が発見されていて、それを探し始めることになる所からお話が始まります。海外小説は登場人物の名前(カタカナ)が覚えづらいので個人的には若干不得手な分野ですが、この本は面白かった。次に次にと読み進めるのが楽しくて、あっという間に読んでしまった。この本のストーリーの結末としては「おぉい!?」なんだけど、著者は『第十の予言』『第十一の予言』『第十二の予言』まで書いているそうなので笑、きっとうまいこと繋がっているんだろうと期待しつつまた探して読んでみようと思っています。

 

読み進めるのが楽しかったのは、ある程度自分の身に起こったことと同じことが書かれていたから。わかるわ!とか思いながらざくざく読んだりして。わからない・体験してないところももちろんあったので、それはそれで好奇心として面白かった。フィクションのストーリーが進むごとに、ノンフィクションの世界に生きる私が実感しつつ惹きこまれるってちょっとおかしいかもしれないけど、そういう読書体験ができた本は今のところこの本だけかな?不思議な体験でした。

 

読んでいた時期としてインナーチャイルド関連の本とたまたまかぶってたこともあって、探求のその先に得た実感として特に印象深かった箇所が多くありました。やっぱり必要なものは必要な時に与えられるのかあ、とまた実感。なぜこの本に行き着いたのか、なぜ読む必要があったのか、自然と人生を逆算してしまう。私は逆算したことで「あっ(豆電球ピカーン)」ってなりまして、読んでよかったなあと。

”「あなたが十分にエネルギーを得ると、あなたは準備が整って、進化に意識的に取り組み、流れ始め、あなたを前へと導いてゆく偶然の一致を起こすようになります。あなたは自分自身の進化に、特別の方法で取り組みます。まず第一に、あなたは十分なエネルギーを蓄積します。すると、あなたは自分の基本的な人生の課題、あなたの両親が与えた課題に気がつきます。この課題が、あなたの進化のための全体的な背景となっているからです。」” - p232〜233

「色々」に端を発して始まった自己探求、その途上で自然と出会った本、人、もの。同時期に読んでいたインナーチャイルドの本で昔の自分や親の事を掘り下げていたこともあって、ここは特に印象深かった。たしかこっちの本だったと思うけど(内容がシンクロしててうろ覚え…違ってるかも)、自分の両親から何を学んだと思うか、過去の両親を振り返って彼らがより良く生きれるように何とアドバイスするか、とあって、そのアドバイス=私が実行した方が良いこと(自分の人生の基本的な課題と解決策)と思い行き着いて、「あっ(目からウロコが300枚)」って気づいたのでした。親と良好な関係を築けなかった(と思っている)私には、もう本当に「あっ」って自然な流れで明瞭に腑に落ちて。あとページどこか忘れたけど、「エネルギーの場」についてもとても勉強になりました。エネルギーの奪い合い(与え合い)、コントロールドラマのこと(その辺はインナーチャイルドの本でも出ていて、また同時期にうまいことできてるなと…)。日常生活で「今奪い合ってるな」とか「今は与え合っているな」とか解るようになって、前より感情的にならなくなった気がする。読書と探求の成果だろうか。。。ツインレイの話とだぶる所もあって、「世の中は縦横無尽につながっている」をつくづく実感した本でもありました。

 

自然に行き着いたところ、自然に理解が及んだところ。無数の縁やタイミングや勘で編み上がった人生、そこで生きてきた私、これからも生きていく私。今特に思うのは、そうなるようにできていたんだし、これからもきっとそうなんだろうということです。自己探求の道も、人生の出来事も、次に何が起こるのかをなんか楽しみにしている。笑 開かれた状態というか、自然に委ねている状態。そういうのなんか良いですね。気が楽。読んでよかったなあ。(2回目)

”「次に何が起こるか直感を得たあと」と彼は続けた。「次のステップは、非常に注意深く用心することです。遅かれ早かれ偶然の一致が起こり、直感が示した方向へあなたを動かしてゆきます。私の話がわかりますか?」” - p233

(はい、とてもわかります。)